インターホン

インターホンが鳴らない・映らない原因と確かめる順番。電源・設定・玄関子機・配線のどこが原因かを見分ける

 株式会社オーグマー

壁から外した室内インターホン親機の裏側の端子に、壁から出た 2 本の細い電線がつながっている様子を、手袋をした手元が支えている

インターホンが鳴らない・映らないときは、電源 → 設定 → 玄関子機 → 配線 → 機器の故障の順に確かめると、原因を見分けやすくなります。

  • 親機の画面が全く点かない → 電源(コンセント、電池、ブレーカー)を疑う
  • 画面は点くが、呼び出し音だけ鳴らない → 音量や消音、時間帯で鳴らさない設定を疑う
  • 呼び出し音は鳴るが、映らない・声が聞こえない → 玄関子機の汚れや雨、配線の傷みを疑う
  • 何をしても直らない、古い → 機器の故障を疑い、交換を考える

この記事では、それぞれの確かめ方と、自分で確かめてよい範囲、工事を頼む場合の目安を説明します。

(見出しの下の画像は生成したイメージです。実際の住まいや当社の施工の写真ではありません。)

この記事で分かること

  • インターホンが鳴らない・映らないときに確かめる順番
  • 電源の種類ごとの確認のしかた
  • 自分で確かめてよい範囲と、資格が要る作業
  • マンション・アパートで管理会社に相談する場合

まず症状で原因の場所を絞る

症状疑う場所
親機の画面も表示も全く点かない電源(コンセント、電池、ブレーカー)
画面は点くが、呼び出し音が鳴らない音量、消音、時間帯の設定
呼び出し音は鳴るが、画面が真っ暗・ぼやける玄関子機のカメラの汚れ、雨、照明、配線
映るが声が聞こえない・途切れる玄関子機のマイクやスピーカー、配線
ときどき鳴らない・ときどき映らない配線のゆるみや傷み、雨の日の水の入り込み、機器の劣化
玄関子機を押しても全く反応しない玄関子機のボタンの故障、配線、電源

マンションのオートロックの集合玄関機から呼ぶと鳴らないが、部屋の前の玄関子機からは鳴る、といった場合は、建物の共用の設備が原因のこともあります。この場合は自分で触らず、管理会社や管理組合に相談します。

1. 電源を確かめる

インターホンの電源の取り方は、主に 3 種類あります。アイホンも、電源の種類によって取り替えに工事が要るかが変わると案内しています。

電源の種類見分け方確かめること
電源プラグ式親機から電源コードが出て、コンセントに差してあるプラグが抜けていないか、差し直す。延長コードやタップのスイッチが切れていないか
電池式親機や玄関子機に電池を入れている電池が切れていないか。新しい電池に替えて確かめる
電源直結式電源コードが見えず、壁の中の電気の配線に直接つながっている分電盤のブレーカーが落ちていないか。壁の中の配線は触らない

ワイヤレスの親機(持ち歩ける子機)は、充電が切れているだけのことがあります。充電台に置いて確かめます。

壁の室内インターホン親機から、下のコンセントへ電源コードが伸びている様子

2. 設定を確かめる

電源が入っているのに鳴らない場合は、親機の設定を確かめます。機種によって名前は違いますが、次のような設定があります。

  • 呼び出し音の音量が最小、または「切」になっていないか
  • 消音(おやすみ)の設定になっていないか
  • 時間帯で鳴らさない設定が入っていないか
  • スマホと連動させている場合、スマホだけに通知する設定になっていないか

スマホと連動するインターホンで、スマホに通知が来ない場合の確かめ方は「インターホンをスマホと連動させたい」で説明しています。

3. 玄関子機を確かめる

呼び出し音は鳴るのに映らない、声が聞こえない場合は、玄関子機を見ます。

  • カメラのレンズの汚れ:ほこり、クモの巣、雨の跡で映像が白くぼやける。柔らかい布で汚れを落とす
  • 雨や結露:雨の日だけ映らない・鳴らない場合は、玄関子機の中に水が入っている可能性がある
  • 日差しや照明:西日が直接当たる、夜に照明がないなどで、映像が白く飛ぶ・暗くなることがある
  • ボタンの故障:押した感触がない、戻らない場合は、ボタンの部品の故障を疑う
白い外壁の玄関の横に取り付けられた、カメラ付きの玄関子機のアップ

4. 配線を確かめる(見るだけ)

親機と玄関子機は、多くの場合、壁の中の 2 本の線でつながっています。ときどき鳴らない、ときどき映らないといった症状は、配線のゆるみや傷みが原因のことがあります。

  • 玄関子機や親機の周りで、配線が外に出ている部分に、傷やつぶれがないか
  • 外壁の配線が、雨や日差しで傷んでいないか
  • 最近、壁の工事や家具の移動をしていないか

自分では見て確かめるだけにし、端子を外したり、つなぎ直したりはしません。電源直結式の機器や、電気の配線に触れる作業には、電気工事士の資格が要ります。インターホンの配線でも、どの部分の作業かによって資格が要るかどうかが変わるため、判断が難しいときは工事会社に依頼します(資格が要る作業の見分け方は「インターホンの交換に工事は必要か」)。

5. 機器の故障を疑う

ここまで確かめても直らない場合は、機器そのものの故障を考えます。

  • 長く使っている機器は、部品の劣化で症状が出やすくなる
  • 落雷や停電のあとに急に動かなくなった
  • 親機の画面に線が出る、表示が乱れる

修理できるか、交換になるかは、メーカーと機種によって違います。古い機種は部品がなく、交換をすすめられることもあります。交換を考える場合は、今の配線をそのまま使えるか、電源の種類は何かを先に確かめると、工事の要否が分かります。

マンション・アパートで気をつけること

マンションやアパートでは、インターホンが建物の設備の一部になっていることが多く、次のような場合は自分で交換・修理をしません。

  • オートロックの集合玄関機と連動している
  • 火災報知器やガス漏れ警報器と連動している
  • 管理人室とつながっている

アイホンも、集合住宅のインターホンは管理組合などが管理しているため、取り替えの前に相談するよう案内しています。賃貸の場合は、まず管理会社や大家さんに症状を伝えます。

よくある質問

Q. 電池式のインターホンが鳴らないときは、電池を替えれば直りますか?

電池切れが原因なら直ります。新しい電池に替えても直らない場合は、玄関子機のボタンや機器の故障を疑います。

Q. 雨の日だけ映らないのはなぜですか?

玄関子機の中に水が入っている、配線のつなぎ目が雨で傷んでいる、などが考えられます。晴れると直ることもありますが、繰り返す場合は点検と交換を考えます。

Q. 自分で配線をつなぎ直してもよいですか?

電源直結式の機器や電気の配線に触れる作業には、電気工事士の資格が要ります。資格が要るかどうかの判断が難しい場合は、工事会社に依頼します。

Q. 事務所のインターホンが鳴らないときも同じ順番ですか?

基本は同じです。事務所では、スマホや受付の電話に転送している場合もあるため、転送の設定と社内のネットワークも確かめます(「オフィスの来客インターホンをスマホで受ける方法」)。

まとめ

  • 確かめる順番は、電源 → 設定 → 玄関子機 → 配線 → 機器の故障
  • 画面が全く点かないなら電源、音だけ鳴らないなら設定、映らないなら玄関子機と配線を疑う
  • 配線は見るだけにし、電気の配線に触れる作業は資格のある人に頼む
  • マンションのインターホンは建物の設備のことが多く、まず管理会社や管理組合に相談する

出典と調査の方法

インターホンの電源の種類と取り替えの注意点、電気工事に資格が要ることは、次のサイトで確かめました(2026 年 10 月 19 日確認)。

症状ごとの見分け方と確かめる順番は、インターホンの点検で一般に確かめたい点をまとめたもので、特定の案件の記録ではありません。設定の名前や使える機能、修理の受付は、メーカーと機種によって違います。